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タイトル | 灼眼のシャナ \ |
| 著者 | 高橋弥七郎 | |
| イラスト | いとうのいぢ | |
| 出版 | 電撃 | |
| 発売日 | 2005年2月 |
| 執筆者:jade | 評価:B |
| このシリーズは基本的に悠二とシャナと吉田さんの三角関係を中心に日常を描いた巻と紅世の王との戦闘を中心とした非日常を描いた巻の2種類に分類できるのですが、今回はシャナとヴィルヘルミナの対立が見られる一方、悠二と吉田さんのデートや二人の女の子と悠二の両親との団欒が見られるなど、珍しく半々くらいの割合で描かれています。 前巻のラストでヴィルヘルミナが悠二の破壊を仄めかしたことからシャナとの対立が見られることを期待していたのですが、肝心の戦闘シーンは非常にぬるく、ヴィルヘルミナがシャナの成長を確かめる間もなく終わってしまった感があります。身内同士の戦いなので激しい戦闘になるとは思っていませんでしたが、もう少し戦闘シーンを長く取ってもよかったんじゃないかな。決着をつけたのが悠二のため、シャナの印象が尚更薄く感じられますしね。 5巻あたりまでは非常に良かったのですが、それ以降は様々なエピソードを1冊に詰め込もうとしすぎて逆に物語に厚みが感じられなくなってきた気がします。登場人物のエピソードを描くこととストーリーの進行を両立させようとするあまり中途半端な印象を受けるんですよね。個人的には初期の頃のように、巻ごとに日常編と非日常編を極端に書き分けた方がいいような気がします。現状の構成だとキャラごとのエピソードが小出しにされているため読み終わった後に印象に残っていることが少ないですしね。キャラが魅力的なこともあり、ちょっとしたエピソードを描くだけでもそれなりの評価は得られるのでしょうが、今のままではそれなり以上の評価を得るのは難しいと思います。 良くも悪くも安定した作品という印象で毎回安心して読める出来には仕上がっているんですが、初期の頃のように新刊が出るのが待ち遠しい作品では無くなりつつあります。 いいかげん恋愛話だけでは物足りなくなってきたので、肝心の非日常の部分も進めてもらいたいところ。とりあえず仮装舞踏会はいつまで水面下での地味な工作を続けているんだと小一時間問い詰めたいです。 |
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